今回紹介する本は心理学者でストレスコンサルタントのリチャード・カールソン先生の書かれた 『小さなことにくよくよするな』です。
この本は日常の小さな出来事や心配事などを解決する戦略100個を紹介する本です。
人は嫌なことや悩み事、嫌いな人と会ったり、将来のことなどで悩んでしまいストレスを感じたり、考えすぎるがあまり事態を大きくしてしまいます。
そんな時にこの本を読むことで小さなことに反応せずに穏やかで優雅な生き方ができるようになります。
戦略100
- 小さなことにくよくよするな!
- 完璧な人なんて、つまらない
- 成功はあせらない人にやってくる
- 頭で悩みごとの雪だるまをつくらない
- 思いやりは訓練で育つ
- 死んでも「やるべきこと」はなくならない
- 人の話は最後まで聞こう
- 人のためになにかするーこっそりと
- 相手に花をもたせる
- いま、この瞬間を生きる
- 自分以外はみんな文明人だ!
- たいていは相手が正しい
- もっと忍耐力をつける
- 忍耐力をつける自習方
- 自分から先に手を差し出す
- 1年たてば、すべて過去
- 人生は不公平、が当たり前
- たまにぼんやりしてもいい
- ストレスに強い人はストレスがふえる
- 週に一度は、心のこもった手紙を書こう
- 自分の葬式に出るところを想像する
- 「人生は非常事態ではない」ととなえる
- 頭の片隅を活用する
- 本一瞬だけ、だれかに「ありがとう」
- 知らない人にほほえみ、目を合わせてあいさつ
- 毎日、一人きりの静かな時間をもつ
- むかつく相手を幼児か、百歳の老人だと想像する
- まず相手の立場を理解する
- いい聞き手になる
- 戦うなら賢く
- 暗い気分に流されない
- 人生はテスト。ただのテストに過ぎない
- ほめるのもけなすのも同じこと
- 親切は思いついたときに
- 人の行動の奥を見る
- 無邪気さを見つけ出す
- 正しさより思いやりをを選ぶ
- 想いを伝えるのは今日しかない
- 謙虚になる練習をする
- ゴミ当番は誰の番か迷ったら、自分が行く
- アラ探しを避ける
- 毎朝誰かの幸せを願う
- 人類学者になる
- 人はそれぞれに違うことを理解する
- 自分なりの手助けをする
- 毎日少なくとも一人、いいところを褒める
- 「できない」と言うとできなくなる
- すべてに「大いなる存在を感じる」
- 批判したい気持ちを抑える
- 頑固な思い込みを5つ書き出そう
- 批判は受け止めなければ消えていく
- 人の意見の中には一粒の真実がある
- グラスはすでに壊れたとみなす
- どこに行っても自分と道連れ
- 話す前に息を吸う
- 落ち込みは優雅に過ごす
- もっと穏やかな運転手になろう
- いま、リラックスする
- 手紙で養子を作る
- 人生をメロドラマにしない
- 違う視点の記事や本を読もう
- 一度に一つのことしかしない
- 十まで数えろ
- 台風の目に入る練習をする
- 予定の変更にあわてない
- ほしいものよりもっているものを意識する
- 否定的な考えを素通りさせる
- 身近な人こそ教えてくれる
- 幸せはいまいる場所にある
- 日ごろの心がけがその人を作る
- 心を静める
- ヨガを習う
- 小さな思いやりを頭の回線に組み入れる
- 親切のお返しは心のぬくもり
- 目先の問題は、またとない教師
- しらないほうがいいこともある
- 自分のすべてをありのまま認める
- 気を抜くことも大切だ
- 人のせいにするのをやめる
- 早起き鳥になる
- 親切は小さなことに絞る
- 百年後は、すべて新しい人々
- 期待を捨てれば自由になる
- 植物を可愛がる
- 問題に対する見方を変える
- 口論するときは、まず相手の意見を理解する
- 「人生の業績」について考え直す
- 自分のうちなる声を聞く
- 人が投げたボールをすべてキャッチすることはない
- この一幕もまた過ぎていく
- 人生を愛で満たそう
- 思考のパワーを自覚する
- 「モア・イズ・ベター」と言う考え方を捨てる
- 「いちばん大切なことは何か?」
- 直感を信じる
- 「あるがまま」に心を開く
- おせっかいをやくな
- 平凡の中に非凡を見出す
- 自分のための時間を作る
- 今日が人生最後の日だと思って暮らそう
自分を客観的にみる
小さなことにどうすれば、くよくよしないか、、、それは『客観的に見るクセ』をつけることです。
なぜか人は日常で起きる小さなことに過剰に反応し、大騒ぎしてしまいます。
渋滞にはまる、上司に怒られる、大きな仕事を任されたりなど少し落ち着けば解決することができるのに考えすぎるがあまり長く引きずってしまうことがあります。
それはなぜかというと他人と比較したり、自分の理想と現実が違うことで、くよくよしてしまうからです。
そんな時に自分を客観的に見ることができれば、冷静に解決できたり、そのほかの多くの人生の困難なことにも対応することができます。
どこへいっても自分と道連れ
文字通り、どこへ行っても自分と道連れと思うことでネガティブな感情に落ち込まなくなり、人生を豊かにします。
私たちは、もし別の仕事だったら、別の場所だったら、別の人だったら、別の環境だったらと他の人や環境などのせいにして、もしそうなったらもっと幸せになるだろうと思い込みます。
しかし、そうはなりません。
環境や人を変えたとしても、物事を悪くとるクセやイライラ、欲求不満などのネガティブな感情はあなたについてまわり同じことを繰り返すだけです。 そしてネガティブな感情は自分だけではなく周りにも影響し、他人もネガティブな感情になっていしまいます。
選んだのは自分だ、こうなっているのは自分の選んだことだと自分が今いる場所や環境に意識を向けることで、穏やかに過ごすことができます。
自分が不幸せな時、自分を幸せにするのは自分しかいません。
もっているものを意識する
私たちは持っているものより、欲しいもののことばかり思い浮かべてしまう傾向があります。
「これが手に入れば幸せになれる」と思い、大きな家や高級車を購入したり、妻や会社の悪いところばかりを思い浮かべてしまいます。
そして手に入れた後にもっと、もっとと永遠に同じことを繰り返してしまいます。
欲しいものではなくもっているものを意識することで欲しいものは自然と向こうからやってくるものです。
妻の悪いところではなくいいところを意識すれば妻は愛情深くなったり、仕事の愚痴ではなく、仕事があってよかったと思うと昇給したり、ハワイ旅行に行けないなら近所で楽しく方法を考えれば楽しめるし、ハワイに行っても、行かなくても楽しめます。
そうやって、いまもっているものに意識をすることで人生は豊かになり、前よりずっと楽しくなるはずです。
人の話を聞く
話をさえぎられたり、後を引き取ったりすると相手はイラっとします。 そして自分自身も話すことと聞くこと同時に2つしてしまうことでエネルギーを使い、緊張でイライラしてきたり、疲れてしまいます。
そうしてお互い、イライラしてしまい人間関係にヒビが入ってしまいます。
私自身も人の話を聞くことが苦手でよく、話の腰を折ってしまうことがあり、気を使ってはいるのですが、無意識にやってしまうことがあります。そんな人におすすめの方法があります。
それは会話が始まる前に「じっと我慢するんだぞ」と自分と言い聞かせる。そして話が終わってから口を開けろと自分に命じる。
私自身もこの方法を試してから、驚くほど効果がありました。
まずは相手の話を最後まで聞き、立場を理解してあげることで、相手は自分のことをわかってくれていると感じ、良い人間関係を気づくことができます。
イライラしないコツ
自分以外は文明人で自分は野蛮人だと想像する。
日常で起こる小さなことで、イライラしてしまう時は自分以外は文明人だと想像すれば、出会う人みんなが自分に何かを教えようとしてくれようと想像してみる。
ノロノロ運転の人や生意気な若者など、彼らはなんでそうしているのか?なにを教えてくれようとしているのか?
そうすれば、「忍耐力をつける練習をさせてくれているんだ」「安全運転が大事だ」といらだちや不満も薄れてしまいます。
何かイライラしそうになったときは、自分以外は文明人で「彼らは何かを教えようとしてくれている」っと想像し、物事の視点を変えることで新しい発見や人生を穏やかに過ごすことができます。
早起きして自分の時間を作る
早起きして自分のための時間を作り、読書や運動、そのほか趣味などの時間にあてることで人生が充実した気分になります。
家事、育児、仕事などで「自分の時間がない」と感じます。ほとんど自分の時間を楽しむ余裕がなく疲れてしまい、空いた時間も疲労回復のために睡眠をとってしまいます。
疲労感のもう一つ原因は「充実感がない」ことです。充実感がなく日常に流されることで疲労感が蓄積してしまいます。
早起きすることで、誰にも邪魔されない自分の充実した時間を確保することで、家庭のことや仕事のことにも時間を使うことができ充実した日々を送ることができるようになります。
この充実感を睡眠不足をおぎなっててあまりあるほど大きいです。
早起きが苦手な方でも5分でも早く起き、少しでもいいので自分の時間を作ることをおすすめします。
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