今回ご紹介する本は、株式会社クロスリバー代表取締役の越川真司さんが書かれた「時短の一流、二流、三流」です。
この本は、マイクロソフト役員を経て、働き方改革を推進する会社を起業された越川さんが、過去の経験や一流のビジネスパーソンの仕事の仕方の研究や統計結果をもと時短術を紹介する本です。
今回は、その中でも自分が気になった部分をまとめてみました。
※こんな人におすすめ
- 仕事の効率を高めたい
- 仕事で成果を上げたい
- 取引先の相手とうまく連絡や連携が取れない
- 上司や部下とのコミニケーションがうまく取れない
やることの決め方
まず一流のビジネスパーソンは「やるべきこと」と「やらないこと」を決めることが、明確になっています。
一流のビジネスパーソンは仕事を始める前に最も重要で影響力のあるタスクを書き出し、それを中心にして、その他のタスクへの力の入れ方を決めます。
そうすることで無駄な労力を使うことなく、時短と成果が出やすくなります。
やるべきタスクを決めることで大切なことは「影響力」と「緊急度」を基準に考えることです。
影響力の高いタスクは長期的な成長や成果などに大きく関わってきます。
緊急度の高いタスクとは本日中に提出しなければいけないことなどの、早い対応が求められるものです。
一流のビジネスパーソンは緊急ではないが影響力の高いタスクがより、効率や成果に直結しやすことを理解しているため、より影響度の高いタスクを重視しています。
また一流のビジネスパーソンは誰とやるのかの人材選びも上手いです。
「この作業はあの人が得意」「自分よりスキルがある」「知識や経験が豊富」など誰とやるかを決めることでより良いパフォーマンスの向上と効率を上げることができます。
やらないことを決める
そして一流のビジネスパーソンは「やらない」ことも明確に決めています。
物事を準備や戦略を持たずに始めてしまうと、時間内に終わらなかったり、不要な工程を踏んだり、想定外のことに対応できなくなってしまう可能性があります。
一流のビジネスパーソンは目標を明確化し、「やること」を決定したあとに優先事項を決めることで「やらないこと」を明確にすることができます。
また自分ではコントロールできない範囲を認識しており、その範囲内でできる準備をしています。
「やらないこと」を決めることで重要なことに集中することができ、効率アップや成果を上げることができます。
まとめ
一流のビジネスパーソンは、目標や影響力の大きいタスクを見極めることで、その他のタスクへの力の入れ方ややらないことを明確しています。
また自分や周りをよく理解しており、他の人に任せた方がいいことや一緒に巻き込んで取り組むこともうまくやることができます。
そうすることで、重要なことに集中することができ、効率よく成果を出すことができます。
この本では、そのほかにも「仕事の進め方」「書く・伝える時短」「ツールの時短」「管理・計画時短」「インプット時短」「関係構築時短」などの時短方法が書かれていています。
気になる方は、ぜひ手に取って読んでみてください。
コメント